この記事では、kotlinの関数における戻り値の書き方について解説します。
戻り値の基本的な書き方
仮引数の閉じカッコの後のコロンの右側に戻り値の型を書きます。
Kotlin
fun 関数名(): 戻り値の型 { ... }
例えば、受け取った値にプラス1した値を返す関数の場合は以下のようになります。
Kotlin
fun addOne(x: Int): Int {
return x + 1
}
Unit型を返す場合、戻り値は省略可能
Unit型はJavaでいうところのvoid型です。関数がUnit型を返す、つまり戻り値がない場合は、戻り値を省略することができます。
なので、2つのコードは同じです。
Kotlin
fun sayHello(name: String): Unit {
println("Hello ${name}.")
}
Kotlin
fun sayHello(name: String) {
println("Hello ${name}.")
}
式が1つの関数の場合
kotlinでは関数のボディが1つの式の場合、波かっこを省略することができます。
Kotlin
fun isEvenNumber(x: Int): Boolean = x % 2 == 0
式が1つの関数の場合で、戻り値の型が推論可能なら、戻り値を省略することができます。
Kotlin
fun isEvenNumber(x: Int) = x % 2 == 0